ブログ

2021年4月29日 耐震

耐震シミュレーション 土佐市 i邸

土佐市 i邸 のwallstatを活用した耐震シミュレーションです。この住宅はご夫婦お二人の住まいで平屋建ての住宅です。LDKを南側に寝室を北側に配置したシンプルな間取り。予算を抑えるため、フラットな形状を採用しコンパクトなデザインとしています。LDKはどうしても広く大きくとりたいということで構造的に無理が行きがちです。今回はお施主様にご理解をいただき中央部分に耐震壁を配置することができました。おかげで筋かいをバランスよく配置することができ、筋かいだけで耐震等級3を満足することができました。この建物をWallstatで揺らしてみます。Wallstatでは色で部材の変形状況がわかります。変形がすすむにつれて黄色橙色赤色と色が変化していきます。赤色破壊してしまっている状態です。

最初に2016年4月14日、熊本地震の時の益城町役場に起きた地震波でシミュレーションしてみます。

次に、その損傷を受けた状態で4月16日の益城町役場に起きた地震波でシミュレーションしてみます。

やはり耐震等級3を満足しているだけあって、一旦大きな地震を受けた後に再度大きな地震を受けてもほとんど損傷していないことがわかります。ほとんどの部材に影響がなく、若干『黄色が見受けられるぐらいです。平屋建ての建物ということもありますが、改めて耐震等級3の恩恵を感じます。

コメント

コメントする